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2020/05/14 10:00

世の中が新型コロナウィルスで大変な今、何かできないかってずっと思ってました。なぜ?って言うと、ちゃまりゅうは地域で育てていただいたブランドだからです。
ちゃまりゅうブランドは立ち上げて6年目。その間本当に悩み、企画も色々変えました。イベントがあればテントを張って商品を売る事で地元の人に知ってもらい、そして、ふるさと納税の返礼品に取り扱ってもらい、その後、恐竜博物館に新しくできたジオターミナル内のお土産コーナーに納品することもできました。
かっちゃま(福井県勝山市)には感謝しかありません。

何かできないか?何かできないか?とずっと考えてる中、それを思いついたのはふとした会話からでした。

マスク不足の話をしていた時、自分でマスクを手作りしている方がおっしゃった一言。
「水着のような生地を使ったら簡単にできるよ」
それだ!うちにはそんな生地があるって閃きました。それでマスクを作って子供たちに使ってもらおう!最初から対象は子供でしか考えてなかったので、出来る事とやりたい事が一致した瞬間でした。

該当した生地はとても肌触りの良い福井県産のニット生地にオリジナルプリントをしたものです。最初の企画ではクッションカバーとか抱き枕とかそんな柔らかくてふわふわしたものを作りたかったんですが、企画倒れで上手くいかず残ってしまってました。でも、今ならこの生地は活躍する事ができる。これなら簡単にかわいいマスクが作れる。そう確信しました。


後は実行に移すだけです。気持ちは早く早くなんですが、子供たちの学校はお休みな事もあり、あいにく本業も忙しいので、4月末25日からの休日を使う事にしました。

生地は10m程、マスクゴムもありました。
まずは型紙を作ってサンプルを作り、それから開始です。


最初にすることは生地の洗濯。マスク用なのできれいに洗って使います。
マスクを作る担当は二人、裁断担当と縫製担当、それぞれ一人です。




5月から学校は始まってしまうし、時間はありません。本業の仕事ですらこんなに必死になった事があった?と言うくらい、数日間は必死でマスク作り。でもなぜか、大変だという思いはありませんでした。



続々とマスクが仕上がっていきます。



子供用のサイズで2サイズ、全部で400枚できました。全て袋に詰めて完成です。写真を見ていただくとわかると思いますが、本当に簡単に作ったマスクです。とにかく早く、一枚でも多くとの思いでこの形にしました。活動的な子供たちにはマスクは何枚あっても余ることは無いと思うので、その一枚になれば嬉しいです。

こうやって出来上がったちゃまりゅうマスク、我が社で用意できる材料で作れたのは400枚なので、市内全部の子供たちに届くほどの枚数じゃないのが申し訳ないけど、子供たちが喜んで使ってくれたら嬉しいなと思います。
ただ、私たちには子供たちに届ける術がないので、市役所に届けて分配方法はお任せする事にしました。

5月1日、無事に市役所にて寄付完了
この時一緒に市内の縫製工場 ラコームさんが同じようにマスクを1000枚寄付に来られてました。こちらのマスク、抗菌・消臭加工がされていて、うちの恐竜マスクもこの加工をしてもらえることになりました。ありがたいです。新型コロナウイルスの感染が拡大してから、善意の輪がとても広がっていると感じます。人って素晴らしいですね。






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